2024年1月、函南町のパチンコ店の駐車場で、70代の女性を殴り現金の入ったバッグを奪った罪に問われた男の裁判員裁判で、地裁沼津支部は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、無職の男（50）です。判決などによりますと、男は2024年1月、函南町のパチンコ店の駐車場で、当時77歳の女性をバールの様なもので頭や腕を複数回殴り骨折させ、現金およそ55万円などが入ったバッグを奪った強盗傷害の罪に問われていました。

20日の判決で地裁沼津支部の野澤晃一裁判長は「原因は借金であり、手っ取り早く金銭を得るために悪質な犯行に及んだ。被害者は左腕を骨折するなど重い傷害を負い、結果は重大である」などと述べ、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。