24日、静岡市の日本平で恒例の花火大会が開かれ、約1万2000発が夏の夜空を彩ったほか、西伊豆では「堂ヶ島火祭り」が行われるなど、各地でにぎわいを見せました。

39回目となる日本平まつりの大花火ショーでは「霊峰富士と天空の花火芸術」をテーマに、噴火を繰り返して現在の姿になった富士山の歩みや、美しく切ない竹取物語のシーンなどが、約1万2000発の花火で表現されました。会場となった日本平ホテルの野外庭園には、約2万8000人が詰めかけ、臨場感あふれる花火を楽しんでいました。

また、西伊豆町の堂ヶ島公園では、「堂ヶ島火祭り」が行われました。開会の合図とともに花火が打ち上げられたほか、締めくくりには、西伊豆の海を荒らしていた海賊に火矢を放って退治したという言い伝えを再現した「海賊船討伐」が披露され、海賊船に見立てた船に火矢が撃ち込まれると、次々に花火が上がり、会場の盛り上がりは最高潮になりました。