【初公開・家康の刀】徳川将軍家刀工・初代・越前康継作とされる刀剣…静岡市歴史博物館2周年の目玉で一般公開
静岡市が2024年度に購入した「徳川家康の刀剣」が、静岡市歴史博物館の開館2周年の目玉として初めて公開されました。
公開されたのは、「刀 以南蛮鉄於駿州越前康継(かたな なんばんてつをもって すんしゅうにおいて えちぜんやすつぐ」です。
静岡市によりますと、この刀は、徳川将軍家お抱えの刀工、初代・越前康継が駿河で打ったと推測され、家康の死後は、子どもたちに分け与えた遺品、「駿府御分物」として、紀州徳川家当主となった家康の十男・頼宣が所持したということです。
( 静岡市歴史博物館 鈴木 将典 学芸員)
「約400年ぶりに家康が持っていた刀が駿府ここ静岡に戻ってきたということで」「ぜひご覧になっていただければと思う」
この刀は、静岡市が、都内の刀剣商から約1800万円で購入したもので、一般に公開されるのは、今回が初めてだということです。公開は2月2日までです。