静岡・沼津市に住む70代の女性が、警察官や通信事業者を名乗る人物から約950万円をだまし取られる被害に遭っていたことがわかりました。また、警察は、23日、静岡県内で15件の詐欺電話があったことから注意を呼び掛けています。

警察によりますと、被害に遭ったのは沼津市に住む無職で70代の女性です。8月上旬、通信事業者や警察官を名乗る人物から「あなたの口座が犯罪に使われている」「口座番号や暗証番号を教えてください」「あなたの口座番号をインターネット操作できるよう設定してください」「あなたの口座のお金を捜査したいので別の口座にある預金をインターネット捜査できる口座に移してください」などと電話があったということです。女性は、電話の指示通りに口座の手続きなどを行い約950万円をだまし取られました。

また、静岡県内では23日午前9時～午後2時ごろまでに15件の詐欺電話が確認されています。内訳は、通信事業者をかたる自動音声による電話が4件、厚生労働省などをかたり「未受け取りの書類がある」という内容の電話が8件、親族をかたり「郵便局から電話がなかった」という内容が3件確認されているということです。

警察は、詐欺被害や詐欺電話が相次いでいることから、注意を呼びかけています。