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自民党総裁選を終えて 上川外務大臣に聞く

2024年9月27日 19:30
自民党総裁選を終えて 上川外務大臣に聞く

(徳増ないるキャスター)
「総裁選に立候補し、戦いを終えたばかりの上川外務大臣と中継をつないでいきます。上川大臣宜しくお願いします」

(上川外務大臣)
「宜しくお願いします」

(徳増)
「総裁選の1回目の投票結果で、上川大臣は国会議員票あ23票、党員党友票17票の40票で9人中7位となりました。一方で静岡県連の党員党友票では全体の41.9%でトップでした。この結果をどう受け止めていますか」

(上川大臣)
「今回私、告示の直前、前日に立候補することができまして、20人の推薦人の方をお願いすることができたということです。その意味では、15日間にわたります総裁選挙、全力で駆けてきたところです。特に静岡の県連の皆さんは有志の会ということで、いち早く組織を立ち上げていただき、また友好団体の方も本当に力を入れていただきまして、静岡からまず事を起こすということで、お力添えをいただいたこと、大変勇気をもって全国へも遊説に行くことができましたし、それぞれマスコミの討論会の中でも地元の皆様の声をしっかりいただきながら、勇気をいただいての活動をすることができました。本当に感謝申し上げます」

(徳増)
「決戦投票には高市さんと石破さんが進みましたが、上川大臣はどちらに投票したのでしょうか」

(上川大臣)
「私は石破候補に一票を投じさせていただきました。この長い、地方での遊説の過程、あるいはマスコミでのいろんなイベントを通じまして、私が大事にしている、国民のみなさんに2040年の危機といってきたわけですが、団塊ジュニア世代が高齢期を迎えるこの時期に、いろいろな課題や問題が噴出するという危機を私自身深刻に受け止めてまいりました。そのような取り返しのつかない事態になる前に今からしっかりと国民のみなさんに、その状況を説明し、ありのままを語る政治を訴えてきましたけれども、そのことに対しまして、石破候補の方から、きょうもそうでしたけれどもあるがままに真実を語っていくというような、私が申し上げたようなメッセージがありまして、こういう姿勢は非常にこれからの政治、日本の政治の中でも重要と考えています。

(津川祥吾アンカー)
上川さん、津川です。お疲れ様でした。今回の総裁選ですが、先ほども出馬表明がぎりぎりになって時間がなかったという難しさもあったかと思いますが、同時に現職の外務大臣ということで公務もされながらの選挙戦は非常に難しかったのではないでしょうか。

(上川大臣)
「公務があるから何かができないというものの考え方はしていません。公務も全身全霊で仕事をする。そして、いろいろなことが起きるわけですので、すべてについて政治は360度の範囲の中で、いろいろなことが起きる中で意思決定をしていかなくてはいけない。それが政治の現状です。その意味で何かがあるから何かができないのではなく、どのようにしたら、いろいろなお力を借りながら具体的に行動できるのかということ。そしてやるべきときはしっかりと集中してやり遂げるということをこころがけてきました。

その意味では終盤戦におきまして国連の会合に出席するという決断をしましたが、そこも一意専心の思いで、1年間外務大臣として勤めてきた、外交の空白をつくってはいけないという思いで、チーム陽子の仲間に託してしっかりと外交をしてきたところです」

(津川)
「先ほど決選投票は石破さんに投じられたということでしたが、チーム陽子として、決選投票になったらどなたにということは決めていたのでしょうか」

(上川大臣)
「これは、私の活動に関して皆さんが支持をしてくださったということでありましたので、私との関係の中での、一体としての活動ということで、これは揺るぎないものであったということです。

2回目の投票については、それぞれの先生方のご判断、それが大事だと思っていましたので、そういう方針で行くということについて、けさ、皆様にお伝えしたところです」

(津川)
「チーム陽子は今後どうなるのでしょうか」

(上川大臣)
「チーム陽子はですね、すごくうれしいのですが、すごくいい、温かい運動体として、今回どんどん進化してきました。そして、事務局の皆さんも、また地方の皆さんも本当に一つになって動くことができて、発展途上にあって、そして自民党の新しいアプローチ、皆さんと対話をしながらやっていくというアプローチも含めて、私は自民党の政治、あるいは政治の中で新しい景色をみなさんに少しお伝え出来たのではないかという風に思っております。それを大きな流れにしていこうということで、皆さんからもそういう声が次々に先ほど上がったところですので。私としては新しいキャンバス、新しい景色をみんなでつくっていくということで、スタートしたばかりなんだと。これからあらためてみんなの力でまたこれを大きなものにしていこうと。いうお声も頂戴できました。すごくうれしいスタートを切ることができたと思っています」

(津川)
「新しい総裁、石破さんのもとでも、1つのチーム陽子として新しい景色を作るということは今後さらに発展させていくということですね」

(上川大臣)
「まさにその通りです。そういう大きな目標をセットして、そして今回は私自身、志のある女性が政治の中にどんどん出ていただく、道なき道を切り開いてきました。そして女性議員も総理総裁を目指していく。この大きな目標においても私自身、道なき道を開くことができる。このことについて流れを作ることができたので、これを前に進めていきたいと思っております」

(津川)
「女性総理についてですが、例えば今回高市さんもあと一歩というところに来ました。世界のリーダーの中で女性のリーダーも珍しくなくなりました。女性初の総理大臣を生むためにあと何が必要ですか」

(上川大臣)
「やはり志をしっかりもって、しっかりした道筋をつくっていくと。先輩方にも道なき道を切り拓いてきたロールモデルの方もたくさんいらっしゃいます。これを大きくするには、その道をやはり切り拓いていく人がいないといけないと思いますので、みなさんと一緒に勇気をもってこの道を拓いていくことをしっかり計画してまいりたいと思います」

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