「明るい笑顔で元気がよく」小学生4人死傷事故「過去にも気付いたら事故を…」78歳の運転手を過失運転致死傷容疑で送検 認知機能の検査で異常なし(静岡)

24日、静岡県浜松市で小学生4人の自転車の列に軽トラックが突っ込み1人が死亡、1人が意識不明の重体の事故で、逮捕された運転手の男が、「過去にも気が付いたら事故を起こしていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
明るい笑顔で元気がよく人懐っこい性格だったという小学2年生の女子児童。尊い命を奪った事故から2日。26日も、現場に花を手向けに来る人は絶えませんでした。
(同じ小学校の児童)
「本当にショックでした。頭がつぶれそうなくらいショックでした。人懐っこくてとにかく明るくて、周りに人が集まっている印象」
24日夕方、浜松市中央区舘山寺町で、軽トラックが小学生4人の自転車の列に突っ込む事故があり、小学2年生で8歳の女子児童が亡くなったほか、小学4年生の姉が意識不明の重体、ほか小学4年生の2人が軽いけがをしました。
警察は、軽トラックを運転していた容疑者の男を、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕。26日、容疑を過失運転致死傷に切り替え身柄を検察庁に送りました。
容疑者の男は、警察の調べに対し、「なぜぶつかったかわからない」などと話しているほか、捜査関係者によりますと「過去にも気が付いたら事故を起こしていた」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。
警察によりますと、2024年、運転免許を更新した際に、認知機能の検査などで異常は確認されていません。
警察は、容疑者の男の自宅を家宅捜索し、通院歴や使用している薬などを調べ、持病が影響した可能性も含め捜査を進めています。