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競走馬の騎乗員が「インドカレー店」経営 僧侶がコーヒー豆を販売 北海道の意外な“二刀流”

2024年4月7日 8:30
競走馬の騎乗員が「インドカレー店」経営 僧侶がコーヒー豆を販売 北海道の意外な“二刀流”

大谷翔平選手も顔負けの二刀流が北海道で活躍しています。

あの職業とまさかのあの職業がー

意外な組み合わせの二刀流でも、それぞれの仕事に役立つ働き方ができているようです。

大きなタンドリーチキンが乗ったビリヤニに、香ばしく焼きあがったナンやあつあつのチキンバターカレーも。

提供しているのは、日高の浦河町にあるインドカレー店です。

オーナーの加藤さん。

去年10月にこの店を買い取りました。

(マールワール 加藤太生オーナー)「ラジャスタン州(インド)の味を再現することを目標としていまして、生まれ育ったスタッフを呼んでいます」

1番のこだわりは本場インドカレーの味。

新たに採用したインド人が作る本格的な味に、地元では人気店となっています。

(客)「日本だとこういう本格的なものは食べられないが、スパイスが効いていておいしいです」

実は、加藤さんは競走馬の産地、ここ浦河町の牧場で、競走馬の調教や世話をする騎乗員として働いています。

中学生の時から馬術を磨いていた加藤さんは、本格的に馬の仕事をしたいと3年前に浦河町の牧場に就職。

いずれは自分の牧場を持つという夢を叶えるために、まずは飲食店を始めて経営のノウハウを学ぶことに決めました。

(マールワール 加藤太生オーナー)「遊ぶ時間はとれないですが、飲食店経営は趣味というか楽しみの1つですので、充実した生活をできています」

意外な二刀流は道北の稚内でもー

寺で読経をしているのは フリーランスの僧侶・小玉さんです。

そんな小玉さんのもう一つの顔はー

機械に入れていたのはコーヒーの豆!

去年から自宅で自家焙煎した豆をインターネットで販売しています。

(さいほく珈琲 小玉道晃さん)「音とともに香りに癒されますね。つらいことイコール修行みたいですけど、自分が好きなことに熱中しているのも修行」

小玉さんがコーヒーに興味を持ち始めたのは20代の修業時代。

座禅中に眠らないようにコーヒーを飲むようになったのがきっかけでした。

その後、独学で焙煎のやり方を勉強し、いまでは20種類以上の豆を扱っています。

その味に惚れ込んだリピーターも多いといいます。

(さいほく珈琲 小玉道晃さん)「焙煎教室のイベントをやりながら、寺にもっと足を運んでもらう形にしていきたいですね」

やりたい仕事に全力投球!

2つの道をきわめる二刀流の挑戦はこれからも続きます。

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