甘さのあとにスパイシーな香りが…写真映えもする“スパイススイーツ” 風味が豊かに 北海道
2月14日はバレンタインデーということで、スイーツを食べて過ごされる方も多いかもしれません。
いま、スパイスを入れた「スパイススイーツ」の人気が広がり始めているといいます。
どんなスイーツなのでしょうか。
女性たちが写真を撮っているのは…
紫芋とカシスのアイスの上にソフトクリームがのった「ダリアパフェ」です。
ボリュームたっぷりで最後までおいしく食べられますが、味と香りを豊かにするため、意外なものを入れていました。
(薄野喫茶 パープルダリア 高木育実店長)「パフェにはスパイスを入れております。いまスパイスを入れたデザートを見るようになって、びっくりして、おいしいなと思ったのがきっかけです」
シナモン・クローブ・ナツメグの3つのスパイスの香りを持つ「オールスパイス」。
深みのある香りが特徴のスパイスで、クリームに混ぜることでさっぱりとした味に仕上がるといいます。
スパイス入りのクリームを使ったパフェは、ダリアのほかイチゴやチョコレートなど全部で4種類あります。
どんな味なのでしょうか。
(客)「紫芋の甘さとスパイスっぽい感じの味で、ほどよい甘さって感じです」
(客)「ちょっとスパイシーというか風味がある感じがします。味の変化があるからすごい食べすすめちゃいます」
さらに、作るときにクリームやアイスをあえてランダムに積み重ねることで、どこから食べても違う味や食感が楽しめるよう工夫したといいます。
(薄野喫茶 パープルダリア 高木育実店長)「いろいろな味がありますので、さまざまな場所からすくって食べていただきたいです」
札幌ではほかの店でも「スパイススイーツ」を楽しめます。
こちらのカレー店では、彩り豊かなカレーのあとに食べるスイーツがあります。
スリランカの伝統菓子「ワタラッパ」です。
卵と黒糖を混ぜたところに母国・スリランカから取り寄せたスパイスを入れて蒸すと出来上がりです。
(藤得記者)「見た目はチョコレートケーキなのですが、食感は固めのプリンで、甘さのあとにスパイスのいい香りが口に広がります」
スリランカでは結婚式など特別な時に食べる「ワタラッパ」。
店主のチャンドリカさんが10年以上試行錯誤し、たどり着いた祖母の思い出の味です。
(チャンドリカ チャンドリカさん)「カレーはお母さんの、おばあちゃんはデザート、その味は忘れられない。作るのが難しいんですけど、最近上手になりました。スパイスが入って、健康的なものがたくさん入っているので、ぜひ食べてみてください」
スパイスを入れることで味と香りが深まる「スパイススイーツ」。
じわじわ人気が広がるなか、みなさんも一度食べてみてはいかがでしょうか。