防犯カメラに3頭のクマ 調査中にも「ガサガサっと音が…」 フキを食べた跡も 札幌市西区
のそのそと道路を歩く大きなクマと2頭の子グマ。
住宅に設置されている防犯カメラが、親子とみられる3頭のクマの姿をとらえていました。
(山岡記者)「防犯カメラがとらえたクマはこちらの道路を歩き、山の方へ向かったとみられます」
札幌市西区山の手で22日午後9時半ごろ、住宅に設置された防犯カメラがクマをとらえ、住民が23日、市に通報しました。
(住民)「ちょっと間違ったら遭遇する可能性もあるので正直びっくりです。野生というのはやっぱり恐怖を感じます」
札幌市は午後3時ごろから現場周辺で痕跡調査を実施。
住宅から山側でクマがフキを食べた跡が確認されたということです。
(札幌市環境局環境共生担当課 藤田将さん)「我々今調査しているときに奥の方でガサガサっとした音がして、それ以上踏み込まなかったんですけど、もしかすると近くにクマが潜んでいる可能性がありますので、朝方とか暗い時間は気を付けたほうがいいと思います」
同じ場所では2023年11月にも防犯カメラにクマの姿がとらえられていました。
西区では先月からクマの痕跡などが相次いで確認されていて、三角山の登山道は先月24日から閉鎖が続いています。
札幌市は付近の住民などに、ごみの管理を徹底するなど引き続き注意を呼び掛けています。