JR北社長、値上げの必要性訴え「通学への影響大きい」反対意見も 値上げについて公聴会開催
JR北海道が国に申請している、2025年4月の運賃の値上げについて意見を交わす運輸審議会の公聴会が開かれ、JR側は委員に対して値上げの必要性を訴えました。
札幌市で開かれた運輸審議会の公聴会に出席したJR北海道の綿貫社長は、物価高騰によりコスト増が続いているほか、高速バスやマイカーとの競争が激しさを増しているなどとして、運賃全体で平均7.6パーセントの値上げの必要性を訴えました。
その一方で、一般の代表者からは「学校通学への影響が大きい」といった理由から、反対意見も出されました。
(運輸審議会 堀川義弘会長)「鉄道が健全に持続的に運営されることが必要かと思いますので、そういったことを総合的に踏まえて考えていく」
(JR北海道 綿貫泰之社長)「自助努力を行うとともに、お客様にご理解をいただけるように丁寧に説明していきたいと考えている」
運輸審議会は、値上げの可否などについて内部で議論を重ねるということです。