実験してみたら…人気大爆発! いつものごみ袋をかわいくエコに 1か月で市も手ごたえ 札幌
札幌市の指定ごみ袋をレジ袋の代わりに販売する実証実験が始まって1か月が経とうとしています。
すでに売り切れとなった店もあるということですが、好評の理由は何だったのでしょうか。
(根本記者)「ありました、ありました。札幌市内で品薄になっているというこの袋、どのように使うのでしょうか」
札幌市北区のスーパーです。
買い物客が手に取っていたのは、市民にはおなじみの黄色い指定ごみ袋。
レジで会計を済ませた後は、食品などの商品を「レジ袋」ではなく「ごみ袋」に入れて持ち帰ります。
(買い物客)「ごみ袋がちょうど家になかったので買いました。ばら売りなのは便利ですね」
札幌市が2月から始めたのが、指定ごみ袋を活用したレジ袋削減の実証実験。
ごみ袋をばら売りし、レジ袋の代わりに使ってもらうことで、プラスチックごみの削減につなげる取り組みです。
(スーパーアークス北24条店 佐藤健太チーフ)「白いレジ袋はゴミが出ちゃうので、これだとごみ袋として使えるのがいいんじゃないかなと思います。すごくかわいらしいシマエナガがついていて、私も個人的にシマエナガが好きなので使ってみたいと思います」
親しみを持ってもらおうと、ごみ袋のデザインには「シマエナガ」が選ばれました。
実証実験には、スーパーアークスやイオンなどの180店舗が参加していて、10リットルと20リットル合わせて17万枚の指定ごみ袋を1枚単位で販売しています。
(買い物客)「いつもごみ袋は20リットルだから。これしか入れないけど大きいのにしました」
(買い物客)「ついでに買い物に出かけてきたという方には便利だと思います。広がればいいんじゃないでしょうか」
実証実験が始まって1か月。
かわいらしいデザインも味方して、すでに売り切れになる店舗も続出しているということです。
(札幌市環境局 末永保範課長)「想定以上の支持・人気が出たのはうれしいこと。レジ袋を少しでも削減するとともに、それを踏まえてプラスチックごみ全体を減らす意識を持っていただけたらありがたい」
シマエナガが描かれた指定ごみ袋のばら売りは、在庫がなくなり次第終了です。
札幌市は利用者からのアンケート結果も踏まえて、今後の販売方法を検討する方針です。