JR北海道社長苦渋「除雪しても除雪してもポイントに雪が挟まった」除雪体制強化も想定以上の雪
平年のおよそ3倍の積雪となっている岩見沢では交通機関などへの影響がきょうも続きました。
JR北海道の社長は「除雪しても除雪してもポイントに雪が挟まった」と大雪への対応の難しさを説明しました。
坂田CAM「そりゃあ無理。そりゃあ無理だろう…」
除雪により道幅が狭まった岩見沢市内の道路。
住宅街では車1台が通るのがやっとという状況が続いています。
駐車場に停められた車はすっぽりと雪に覆われ、路肩の雪山は子どもたちの背丈を超える高さに達しました。
市内の積雪は2024年12月18日午後3時現在、117センチと依然、平年のおよそ3倍となっていて、市民はけさも雪かきに追われていました。
岩見沢市民「丸3日は降り続いているね」「身体も酷いです近所のみんなも(雪かきを)休み休み」
市内を走るバスは雪の影響で18日も5路線が運休、2路線が部分運休となりました。
JRも間引き運転が続いていて、札幌から岩見沢方面の列車はきょうまで3日連続で最終列車が繰り上げとなりました。
JRは除雪体制を補強して対応していましたが、雪の量は想定以上だったといいます。
JR北海道綿貫泰之 社長
「通常の体制のほかにこの3日間、夜間に協力会社含めて100人ほど応援で来ていただいて、
かいてもかいても除雪しても除雪しても次々と列車が車両に抱えて踏切のところに落として、
それがポイントに挟まってポイント転換ができなくて列車が運休せざるをえない状況が続いていたのが
実態」
雪の影響でJRは19日も一部列車の運休が決まっていますが、岩見沢の降雪は19日にかけて小康状態となる見通しです。