札幌・豊平警察署は2024年9月11日、道路交通法違反・無免許過失運転致傷の疑いで自称・大阪市に住む飲食店経営の男（21）を逮捕しました。

男は運転免許を持たずに、2024年2月4日午後11時40分ごろと2月5日午前1時30分ごろ、千歳市内の道路を乗車定員を超えた状態で軽乗用車を運転したほか、2月5日午前6時40分ごろ、札幌市清田区美しが丘で軽乗用車を運転し、対向車線のダンプカーに衝突して運転手にけがを負わせたにもかかわらず、救護措置をせず現場から逃走した疑いが持たれています。

警察によりますと、2月4日の犯行時には軽乗用車に男を含め6人が乗車し、2月5日には5人が乗車していて、同乗者は友人関係だということです。

2月5日の事故で、ダンプカーを運転していた男性（61）が頸椎捻挫、腰椎捻挫、右脚関節の捻挫で病院に搬送されましたが軽傷です。

男は事故を起こしてから数日後、警察署に出頭し、取り調べを行う中で2件の定員外乗車が発覚したということです。

警察は男に任意で取り調べを行っていましたが、3月以降連絡がつかなくなり、行方を捜したところ千葉県で逮捕に至りました。

調べに対し男は「2月4日の6人乗っていた時は運転していません」「2月5日の5人乗っていた時は運転しました」「事故はあったが免許を取ったことがないので警察に連絡しないといけないことは知らなかった」と容疑を一部否認しています。

警察は当時の状況を詳しく調べています。