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「通行料ゼロだし…」閉山した富士山に“登山者” ゲートは“開放”状態で整合性は? 山梨県

2024年9月11日 19:41
「通行料ゼロだし…」閉山した富士山に“登山者” ゲートは“開放”状態で整合性は? 山梨県
 10日で登山期間が終了した山梨県側の富士山5合目では11日、登山者を規制していたゲートを観光客が自由に行き来しています。6合目以上に向かう登山者もいて、通行料を徴収していた夏山シーズンとの整合性が問われそうです。

 富士山では11日午後、本格的な登山道が始まる「泉ケ滝」付近に登山を防ぐ簡易的なバリケードの設置作業が行われていました。

 県はこの夏、登山道の混雑や弾丸登山の抑制のため5合目にゲートを設置し、初めて通行料として2000円を徴収しました。しかし…

5合目にいた“登山者”は
「きょうの11時くらい(に入山して)7合目まで上がりました。(通行料の徴収は)何もなかったです。入れませんと書いてあったけれど、みなさん通っていたのでそれにならって入ってしまいました。通行料は求められたら、払うと思います」

 現在、5合目のゲートは開放されたまま。誰もが自由に登山道に向かうことができます。こうした状況にこんな指摘も…

ゲートを通過していた人は
「期間を過ぎてから(通行料が)ゼロになったら、そっちの方がお金がかからないから。秋口だったらまだ大丈夫だろうという気持ちがあって、登る人もいると思うので」

 開放されたままのゲートについて、県は「そもそも冬季閉山中は登山者はいないため、閉める必要はない」との考え方です。閉山中は救護体制も万全でないため、県は規制の有無に関わらず、登山を控えるよう呼び掛けています。
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