今季初の積雪60センチ 道内各地で冬型の事故相次ぐ 吹雪による見通しの悪化に注意 北海道
上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、4日に引き続き、日本海側を中心に雪や風が強い状態が続き、幌加内の朱鞠内では今シーズン北海道内で初めて積雪が60センチとなりました。
道北の士別市で午後1時ごろ、国道239号で吹雪の影響で路肩に積もった雪山に乗り上げてしまった乗用車。
取材クルーが手伝い脱出を試みます。
(立ち往生していた人)「ちょうどふぶいてハンドルをとられた」
(林記者)「朱鞠内のマチは白く覆われていて、道路脇はすでに私の腰の高さまで雪が積もっています」
前が見えなくなるほどの大雪が降っている幌加内の朱鞠内では、午後3時までに道内で今シーズン初めて60センチの積雪を観測しました。
(町民)「急にどんと降られたら困る。きょうは重い雪で一番量的に多かった。こんなもんじゃないですか」
4日に引き続き、日本海側を中心に上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、雪や風の強い状態が続いています。
そのほか、降り始めからの降雪量が中頓別や音威子府で51センチなどとなっています。
(町民)「降ったね。もう嫌になってきました。もう歳だから大変です」
一方、この雪の影響で事故が多発しています。
空知の浦臼町では午前7時半ごろ、国道275号を走っていたダンプカーがスリップし、道路の外に飛び出しました。
警察によりますと、周辺では5日朝からスリップなどが原因の冬型の事故が9件相次いでいるということで、注意を呼びかけています。
このあとも道北を中心に、5日夜おそくにかけて活発な雪雲が流れ込むため、吹雪による見通しの悪化や更なる積雪の増加に注意が必要です。