サラダなどに使う生野菜が高騰しています。

２０２４年の猛暑の影響ということですが、今時期価格が安定していて、おすすめの野菜は何があるのでしょうか。

札幌市豊平区のスーパーです。

実はいま、業界を騒がせている野菜があるそうです。

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「いま、野菜業界ではレタスとトマトが特に高いと話題になっています。レタスに関してはこのサイズだと本来１００円で買えるところが、きょうは小さいサイズで２１４円。今回は少し高くて小さくなって価格も２倍になっている」

（記者）「レタスの高値は？」

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「まだ見通しがたっていない感じなので高値が続くと思います」

さらにー

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「（トマトは）例年の２～３倍になっている。例年だと（１パック）２００円台だと思う。道内産が終わりそうなので、価格がおよそ４３０円なのが６００円以上になるのではないか」

九州では２０２４年９月と１０月に記録的な猛暑が続き、さらに大雨も重なって野菜の生育が不良にー

入荷の数が激減しているということです。

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「やっと少し（トマトが）入荷したのでいま棚に置けている状態で、ここ３日くらいは置けていなかった」

さらに、生野菜サラダには欠かせないキャベツも例年と比べておよそ２．５倍に。

キュウリも来週には道内産から道外産に切り替わり、３割ほど値上げになるということです。

（記者）「この高値の状態は？」

（キテネ食品館月寒店タナカ商店青果　田中圭太社長）「ここ数年で一番高い」

（記者）「これまでに高値の状況は？」

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「こういう経験はないですね。２０年くらいやっているけど、高い状態が長く続くのは記憶にないです」

生野菜サラダに使う野菜の価格が高騰する中、野菜をとるにはどうしたらいいのでしょうか？

（記者）「野菜を食べるには？」

（キテネ食品館月寒店　タナカ商店青果　田中圭太社長）「長ネギや大根、白菜がいいと思います。例年より少し価格が上がっているだけなのでまだ買いやすいと思う」

１１月中旬の取材時には今後値上がりすると聞いていた白菜や大根ですが、いまは価格は安定していて、あと１週間程度はこの価格が続くということです。

新鮮な生野菜サラダは食卓に並ぶ回数が少し少なくなるかもしれませんが、白菜などまだ手が届きやすい野菜を使って、鍋料理などで野菜をとるようにしましょう。