事故の危険も…輸送指令の承認を得ずに除雪作業 北海道運輸局がJR北海道に原因究明などを指導
JR函館線と宗谷線で、列車の運行を管理する輸送指令の承認を得ないまま線路の除雪作業を行っていたことがわかりました。
JR北海道によりますと、去年12月、八雲町の函館線鷲ノ巣信号場構内で列車が通過する恐れがある線路上で作業員3人と見張り員1人で除雪作業を行いました。
その際、見張り員が列車の運行を管理する輸送指令の承認を得ないまま作業員に除雪を行うよう指示したということです。
また、ことし1月JR宗谷線南稚内駅から兜沼駅にかけて除雪車両を走らせる際に、南稚内駅のJR社員が、この区間の運行を管理する名寄駅の承認を得ないまま、作業していたことがわかりました。
JR北海道は先月25日に、2つの事案について北海道運輸局に報告し、原因究明と再発防止に努めるよう指導を受けたということです。
最終更新日:2025年3月1日 18:11