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危険が潜む “ため池”での事故を防げ! 実演を通して子どもたちに指導 《新潟》

2024年7月18日 19:24
危険が潜む “ため池”での事故を防げ! 実演を通して子どもたちに指導 《新潟》

転落すると自力で上がるのが難しいとされる「ため池」。夏休みを前にため池での事故を防ごうと県などが実演を通して子どもたちに危険性を伝えました。

十日町市にある農業用ため池で行われた指導。

夏休みを前に、地元の小学生にため池の危険性を学んでもらおうと行われました。

不用意に近づくと転落する恐れがあるため池。
急に深くなる場所があったり、斜面が滑ったりするなど危険が潜んでいて、自力で陸に上がることが難しいといいます。

佐渡市では2018年、近くで遊んでいた小学生がため池に転落し、死亡する事故が起きています。

18日は実演を通して、転落した際に呼吸を確保するための体勢や転落した人の救出方法などが説明されました。

〈参加した小学生〉
「(ため池の)周りで遊ぶ時には大人がいるようにしたりあまり近くで遊ばないようにしたい」

〈水難学会 斎藤秀俊理事〉
「ため池の危険性は斜面。ため池の斜面がかなり急角度で滑って落ちることがある。お父さんお母さんがいないとき、平日には絶対にため池や川に近づかないように家で言って聞かせていただきたい」

県などは、万が一、転落した場合、あお向けで大の字で浮き呼吸を確保すること、また、ため池の管理者に対しては陸に上がる際につかむネットを設置することなどを呼びかけています。

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