高校生の就活が本格化 工夫を凝らして人材確保へ 県内初の「体験型」企業説明会 《新潟》
高校生の就職活動が本格化する中、7月16日、新潟市で開かれたのは「体験型」の企業説明会です。人材確保に向けて各企業は工夫を凝らしています。
朱鷺メッセで開かれた高校生向けの企業説明会。
座って担当者の話を聞くのが定番ですが…。
こちらでは高校生が制服を身に着けています。
〈高校生〉
「生地がしっかりしていて破れにくいというか頑丈そうでいい」
一方、建設業のブースでは安全装置を付け笑顔を見せる人も…。
〈高校生〉
「似合ってるね」
Q)決まったんじゃないですか?
「いやいや。社会人になった気がします」
さらに、冠婚葬祭業が設置したのは…。
〈冠婚葬祭業の担当者〉
「こちらがお棺」
棺桶です。
〈冠婚葬祭業の担当者〉
「入棺体験をしていただいて、どういう感じか体験していただく」
この説明会は実際の仕事を肌で感じてもらおうと「体験型」として県内で初めて開かれました。
仕事の楽しさややりがいに触れてもらい若手人材の活躍につなげようというのです。
〈高校生〉
「気持ちいい、ふわふわします。私ドレスとかきれいなものが好きなので、そういうところで働いたら楽しいだろうなと」
〈冠婚葬祭業〉
「私も実際高校卒業して職業に就いたので、こういう仕事いいなと思って来ていただけたら」
新潟労働局の調査によると、昨年度、高校生に対する県内企業の求人倍率は4.45倍と過去最高に。
「超・売り手市場」の中、採用の担当者も熱心にアピールします。
〈建設業の担当者〉
「人材不足ですね。我々よりも大手の企業も高校生を就活している。なかなか中小企業まで回ってこないのが最近の現状」
〈高校生〉
「入る前にこういうのを経験させていただくと、その会社の雰囲気が分かりやすくて、いざ入った時に、ああやっぱり入ってよかったみたいな感じになると思います」
就職活動が本格化する中、工夫を凝らして人材確保へ。
企業説明会も新たなカタチを見せています。