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【地震から2週間】被災地では懸命な復旧作業 新潟市では山形県などから応援職員も住宅被害調査を進める 《新潟》 

2024年1月15日 19:43
【地震から2週間】被災地では懸命な復旧作業 新潟市では山形県などから応援職員も住宅被害調査を進める 《新潟》 

元日の地震発生から1月15日で2週間。
山形県からの支援チームが入り現地の調査に加わりました。

この週末も被災地では懸命な復旧作業が進められていますが、燕市のごみ処理施設では煙突が傾き撤去作業が行われるなど市民への影響も広がっています。

新潟市西区で調査にあたるのは山形県の応援職員です。
新潟市では、り災証明書の申請が7600件寄せられているものの、調査が済んでいるのは1800件ほど。そのため・・・。

<応援に入った山形県の職員は>
「り災証明書の発行は再建の第一歩になると思うので正確で早い調査をすることで再建のご協力ができればと思い、うかがいました」

新潟市は山形県の職員派遣を受け一日も早い調査完了を目指しています。

14日は雪が積もった新潟市西区…
土砂の撤去作業を手伝っていたのは五泉高校の野球部員です。

<野球部員>
「スクワットとかやっていてこういうのは慣れているのでこういうときに役立って嬉しい気持ちです」

「いま大変だと思うが元通りに近づいてほしい」

自分たちに何ができるかを監督と話し合い、ボランティアに参加することを決めたと言います。
広がる支援の輪・・・。

一方、市民生活へ影響も。燕市にあるごみ処理施設です。
煙突をよく見ると傾きが・・・。

<燕・弥彦総合事務組合環境センター 新妻好弘 副参事>
「踊り場がありますよね、あそこから東側に3から5度傾きました」

こちらの施設では燕市と弥彦村から燃えるごみを受け入れています。
地震の前は4つの焼却炉を稼働させていましたが、2つの焼却炉が運転停止に…。

これまでは1日120トンのごみを処理していましたがいまは半分の60トンになっていると言います。

<燕・弥彦総合事務組合環境センター 新妻好弘 副参事>
「近隣の市町村にも処理の方をお願いする形になると思うのですが、近隣の住民の方にご迷惑をかけないようにできる最善のことを尽くしたい」

14日、煙突の撤去作業は終わり、長岡市がごみの一部を受け入れる方向で調整しています。


傾いたのは学校の建物も・・。

<新潟工業高校 竹田 直人 校長>
「こう斜めになっている、液状化で支えている柱が下がってしまって隙間ができた」

新潟市西区の新潟工業高校では液状化により地面が沈んだり、体育館の床が傾いたりする被害が出ました。

さらに下水道の配管が破損・・・トイレが使用できなかったため全校生徒はリモートで授業を受けてきました。

それでも、けさ、元気に登校する生徒の姿が・・・。

<3年生の生徒>「やっぱり友達と会えるのはうれしいですね」

トイレの一部が復旧し、校舎の安全も確認されたことからきょうから対面での授業が再開したのです。

体育の授業でバスケをする生徒たち。しかし、液状化によりゴールの高さにも変化が・・。

<体育の教諭>
「(ゴールの高さは本当は)3メートル5センチですけど、私が計ったら3メートル10センチになってました」

それでも仲間との再会に、久しぶりの授業。生徒たちは戻りつつある日常をかみしめていました。

<3年生の生徒>
「友達と体育をできて楽しい。ひとつひとつの授業とか何気ない日常を大切に過ごしていきたいと思います」

「いろんな人が学校のために働いてくれたので感謝したいですね。悔いを残さず青春したいですね」

<新潟工業高校 竹田 直人 校長>
「自宅が被害にあっている生徒もいる。いろんな思いはあるんでしょうけど元気で明るく、がんばってくれているので頼もしい生徒だなと思ってます」

高校ではトイレが全面復旧するまでは学年ごとに対面授業とリモート授業をわける分散登校を行う予定です。

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