「地震と寒気のダブルパンチ」 新潟市西区で土砂の撤去作業が続く 大雪の峠越えるも引き続きふぶきやなだれに注意 《新潟》
新潟県内は強い冬型の影響で山沿いを中心に断続的に雪が降りました。液状化の被害を受けた新潟市西区では「地震と寒気のダブルパンチ」とため息をつく住民の姿もありました。
強い寒気が流れ込んだ1月16日の県内。
山沿いを中心に雪が降り、積雪は津南町で1メートル15センチ、湯沢町で76センチなどとなっています。
そんな中…
(リポート)
「新潟市西区です。一晩で雪が5センチほど積もり、辺りが真っ白く染まりましたが、きょうも土砂の撤去作業が続いています」
雪の下から出てくる大量の土砂。液状化による被害のあとが残る新潟市西区では16日も重機を使った泥の撤去が続いていました。
雪の中、作業を手伝っていたボランティアは…
〈ボランティア〉
「指先がかじかんで痛い。上に雪がかぶって土のう袋に入れるのは大変」
住民からは雪による復旧作業への影響に不安の声があがっています。
〈住民〉
「これくらいの雪だったらいいけど積もる雪であれば大変だよね」
「植木の辺りがガタガタになっていて雪をめくると道路の亀裂がかなり入っていますから」
こちらは西区寺尾にある住宅です。
応急危険度判定で「危険」とされ、現在は詳しい調査を待っているといいます。
地震によって壊れたドアは元日から空いたまま…
ブルーシートで応急措置はとられていますが…
〈関谷富子さん〉
「寒いですよ。隙間風入りますね、穴」
さらに、窓枠や外壁などにも隙間が…
外から風が吹き込まないようテープで目張りがされていました。
〈関谷富子さん〉
「ダブルパンチみたいな…でも冬だから仕方がない」
大雪は峠を越えましたが、気象台は引き続き、ふぶきやなだれに注意するよう呼びかけています。