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おととしの豪雨で被災 JR米坂線の早期復旧を求めて市民団体が要望 県「望むのはわれわれも一緒」 《新潟》

2024年4月22日 20:12
おととしの豪雨で被災 JR米坂線の早期復旧を求めて市民団体が要望 県「望むのはわれわれも一緒」 《新潟》

おととしの豪雨で被災し、区間運休が続いているJR米坂線について、早期復旧を求める市民団体がJRと県に要望書を提出しました。

新潟県と山形県を結ぶ米坂線はおととし8月の豪雨で被災し、村上市の坂町駅と山形県の今泉駅の間で運休となっています。86億円と試算されている復旧費用の負担や、その後の活用をめぐって議論が交わされていて、復旧の見通しは立っていません。

4月22日、沿線の住民が作る市民団体が県庁を訪れて、「早期復旧に向けてJRに働きかけてほしい」などと話し、要望書や約2500人分の署名を手渡しました。

〈県 交通政策局 太田勇二 局長〉
「鉄道の復旧を望んでいるのはわれわれも一緒なんです。(問題は)どういうふうに事を進めたらいいかなので、直すために課題もあるので、それを一個一個、真正面から向き合って、JRと協議して(課題を)つぶして、復旧に向けて取り組んでいく」

また市民団体は22日、JR東日本新潟支社も訪れました。

JRはこれまで「復旧を検討する」との立場で、復旧するか否かの判断について明言しておらず、市民団体は「まずは復旧を考えてほしい」と訴えたということです。

〈米坂線早期復旧と地域活性化を考える会 森川信夫事務局長〉
「本当に復旧しようという構えがあるのかどうか私たちの要望もそこが中心。復旧をまずしてもらう。そのあと廃線とかはこれからさらに(議論すべき)」

これに対してJRは「米坂線の将来性の分析や地元自治体と協議したい」と答えたということです。

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