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【猛威】新潟県内にも「警報」 インフルエンザ 感染拡大の理由は 感染対策は《新潟》

2025年1月13日 19:15
【猛威】新潟県内にも「警報」 インフルエンザ 感染拡大の理由は 感染対策は《新潟》

全国で猛威を振るうインフルエンザ・・。県内でも患者の数が増えていて、県が警報を出しています。なぜここまで広がったのか、そして感染対策などを医師に聞きました。

1月10日金曜日。

検査
「ああA型でしたね。きのうからきょうにかけて9度くらいの熱が出て今いらした」

新潟市中央区の医院にはインフルエンザに感染した患者の姿がありました。

母親
「ずっと11月12月が風邪をひき続けてて、結局ワクチン打てずにいたらもらっちゃった」

保育園で熱を出したという3歳の男の子。自宅に帰ると熱が39度以上まで上がっていたといいます。

母親
「A型は感染力が強いっていうので家族がならないか大変不安ですね」

全国的に猛威をふるうインフルエンザ。

厚生労働省によりますと、12月23日からの1週間に、全国の医療機関から報告された感染者数は1医療機関あたり64.39人で、現在の方法で統計を取り始めてから最多となりました。

こちらの医院ではインフルエンザの患者が12月はおよそ100人で、例年の5倍ほどだったといいます。

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「開業以来でもかなりまれなほど多いと思います。一番出るのは発熱ですね熱に伴って上気道症状、鼻・せき・のどが合併して出てくる」

鈴木紀夫院長は新型コロナの流行期にインフルエンザの大きな流行がなかったことが拡大の要因だと指摘します。

鈴木院長
「強力なウイルスが流行りすぎるとほかのウイルスが流行らない。コロナがオミクロン株になってから。インフルエンザが一気に増え始めた」

一方、正月休みが明け、仕事や学校が再開したことで、今後もさらに感染者の数が増えるおそれがあるといいます。

先ほどの3歳の子どもも・・。

母親
「保育園に行き始めたら、またもらってという感じ。仕方ないかなと」

鈴木院長
「これから新学期が始まるとまた学校でうつされて、また来るかもしれないので。やっぱり免疫力をつける、規則正しい生活をして、ちゃんとした栄養分をとって休養をとって過労をさけてゆっくり睡眠をとるというのが一番大切」

県内でも感染が広がっているインフルエンザ。

県は引き続き県内全域に警報を出して、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策などを呼びかけています。

最終更新日:2025年1月13日 19:15
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