東京電力の小早川社長が新年のあいさつ 柏崎市長「再稼働の意義」を強調 東電の安全対策を評価 《新潟》
東京電力の小早川社長が新年のあいさつため柏崎市を訪れ、桜井市長と面会しました。桜井市長は東京電力の安全性向上に向けた取り組みを評価し、あらためて「原発再稼働は意義がある」と述べました。
柏崎市の桜井市長の元を訪ねた東京電力の小早川社長。新年のあいさつを終えると、再稼働に向けた安全対策の取り組みを伝えました。
〈東京電力 小早川智明社長〉
「柏崎刈羽原発のセーフティとセキュリティにつきましては一過性のものにならないように取り組みを進めています」
柏崎刈羽原発めぐっては7号機の再稼働に向けた技術的な準備が整っています。原発再稼働をめぐって焦点となっているのは「地元の同意」です。
柏崎市の桜井市長は再稼働を容認する立場です。東京電力のこれまでの安全対策の取り組みを評価し次のように述べました。
〈柏崎市 桜井雅浩市長〉
「皆様からご要請があったなら再稼働に関して7号機に関して意義がある」
その上で…
〈柏崎市 桜井雅浩市長〉
「たとえ知事からの要請・要望であったとしても合理性に欠くような要望は私どもが行う仕事ではありませんという姿勢を貫いてほしい」
柏崎市の訪問に先立ち小早川社長は刈羽村の品田村長とも面会しました。
〈刈羽村 品田宏夫村長〉
「再稼働の年になると思います。できるだけ早くそこにこぎつけることが大事」
原発が立地する柏崎市と刈羽村の首長の再稼働に向けた前向きな発言。
〈東京電力 小早川智明社長〉
「とにかく発電所の運営を安全かつ適切に進めていくことこれが大前提」
一方、花角知事は地震や大雪の時の避難をめぐって政府へ要望も行っていて、21日の面会では東京電力に対して安全最優先の取り組みを求めました。