県教育委員会は11日、教職員3人の懲戒処分を発表しました。

このうち、中越地方の高校の40代男性教諭は、生徒に対するハラスメント行為で減給3か月の懲戒処分となりました。

この教諭は去年10月、顧問を務めるバスケットボールの試合で、審判をしていた他校生徒の判定を不服として繰り返し大声で怒鳴るなどの行為を行い、その生徒は精神的に不調をきたす事態を招きました。

県によりますと、自分の納得のいかない判定に対して「どこがファールなんだ」などど怒鳴ったり、コートに入ろうとしたほか、試合後にその生徒を呼び出して問い詰めるなどの言動があったということです。

教諭は「教育者として不適切な発言であり暴力的であった、反省している」と話しているということです。

県教委は「指導の範ちゅうを逸脱した暴力的言動であり、教師と生徒という優越的関係を背景としたパワーハラスメントと判断しました。教育公務員の信用を著しく失墜するものであり非常に重く受け止めています。教職員1人1人が教育公務員としての自覚を促す強い指導を行ってまいります」とコメントしています。

このほか、自家用車を運転して帰宅中に歩行者に衝突しケガをさせた60代の高校男性教諭なども懲戒処分となっています。