県の花「チューリップ」の目合わせ会 冬を乗り越え質・量ともに平年並みに生育
「県の花」チューリップ。卒業式や送別会シーズンのいま、出荷の最盛期を迎えようとしています。
(リポート)
「こちらの施設ではさまざまな品種のチューリップが保管されています。つぼみが閉じているものもありますが、中には色付き始めている品種もあります」
5日、新潟市南区のJAの施設に運び込まれていたのは、50種類以上ものチューリップの切り花です。卒業式や送別会シーズンのこの時期、出荷のピークを迎えるチューリップ。5日は生産者やJAの担当者などが花の状態が出荷に適しているか確認する「目合わせ会」が開かれました。ことしは雪の影響でハウス内の温度管理に苦労したといいますが、質・量ともに平年並みに生育しました。
〈JA新潟かがやき 切花部会 荒井勝利さん〉
「質感はすごくいいと思います。これから卒業式・入学式・歓送迎会もありますし、いろいろな場面でチューリップに触れる機会があると思いますのでぜひチューリップを使って楽しんでいただければ」
ひと足早く春の色どりを添えるチューリップ。
来月にかけおよそ270品種・900万本以上が出荷される予定です。