新潟県内で最大震度６弱を観測した地震から２日。
被害を受けた地域で復旧作業が続く一方、新潟市は土砂災害の恐れがあるとして２０世帯に避難指示を出しました。

液状化現象などにより建物被害や道路の陥没が相次いだ新潟市西区。
３日も復旧作業が行われていました。

一方、今後の余震や雨により土砂災害が発生するおそれがあるとして、市は西区大野や寺尾などの２０世帯約４０人に避難指示を出しました。また、市内の２７３戸で断水が続いていて、解消するまで臨時の給水所が開設されています。

＜給水にきた人は＞
「いま水が使えない状態ですね。なかなか食器を洗ったり、あとトイレも大変ですね」

３日は中原市長が被害が大きかった地域を回り、状況を確認しました。

＜新潟市・中原市長＞
「新潟市としては、道路の災害について仮復旧・本格復旧と、できるだけ早期に対応できるようにしていきたい」

市は公的な支援を受けるのに必要な「り災証明書」の発行の受け付けを２日から始めています。

また、ＪＲ越後線は越後赤塚駅から関屋駅の間で、復旧作業のため、終日、運転を見合わせています。

今月６日昼ごろの運転再開を目指しているということです。

県内は４日昼過ぎにかけて大気の状態が不安定になる見込みです。
気象台は地震の影響で地盤がゆるんでいるところがあるとして、土砂災害に警戒を呼びかけています。