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3.11 東京電力・柏崎刈羽原発でも黙とう 「地域に影響を与えないことが最大の使命」

2025年3月11日 19:19
3.11 東京電力・柏崎刈羽原発でも黙とう 「地域に影響を与えないことが最大の使命」

震災で福島第一原発事故を起こした東京電力の柏崎刈羽原発で犠牲者に黙とうが捧げられました。

14年前の地震と津波で水素爆発を起こした東京電力の福島第一原発。去年は初めて溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の取り出しに成功するなど、廃炉に向けた作業が進められています。

3月11日、柏崎刈羽原発では東京電力の社員が犠牲者に黙とうを捧げました。

柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働を目指す東京電力。7号機はすでに技術的な準備が整っていますが、テロ対策施設の完成の大幅な遅れのほか、地元同意が得られるかなど課題が山積しています。

〈柏崎刈羽原発 稲垣武之所長〉
「この発電所を運転・運営していく上で、やはり事故というものの可能性を極限まで低くする。地域の皆さまに影響を与えないようにすることが最大の使命」

そうした中、6号機をめぐっては10日、非常用ディーゼル発電機の制御盤室で煙が発生。外部への影響はありませんでしたが、東京電力は再発防止に努めたいとしています。

〈柏崎刈羽原発 稲垣武之所長〉
「こういったことが再発されないようまずは原因究明をしっかりやり、対策を講じることで、1歩でもご安心につながっていくように今一度気を引き締めて対応してまいりたい」

柏崎刈羽原発の再稼働を進める東京電力。福島第一原発事故を起こした当事者として反省と教訓をあらためて振り返る日となりました。

最終更新日:2025年3月11日 19:19
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