事件前「容疑者とトラブルになった」と近所の人から複数相談 警察「必要な措置は講じた」日田女性刺殺
大分県日田市の商業施設で女性を刺して殺害したとして逮捕された男について、事件前、警察に近隣住民から「容疑者とトラブルになった」という相談が複数寄せられていたことが分かりました。
この事件は6月10日、日田市の「イオン日田店」で市内に住む日野初美さん84歳が首を刃物で刺され、その後、死亡したものです。
警察は日田市田島に住む無職の白土正博容疑者56歳を目撃情報のほか近くに刃物が落ちていて、服に血がついていたことなどから殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
そして12日、容疑を殺人に切り替えて送検しています。
警察によりますと事件前、白土容疑者とトラブルになったとして近隣住民からあわせて7件の相談が寄せられていたということです。警察はそれぞれ必要な措置は講じたとしています。
警察は白土容疑者の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者への取材で、白土容疑者が刺したことについては認めていることが新たに分かりました。
亡くなった日野さんとは面識はないということです。
白土容疑者は果物ナイフを凶器にしたとみられていて警察は引き続き、事件が起きた経緯を調べています。