ダイハツ不正 中津の工場も生産停止へ 「仕事が無くなってしまう…」関係する地元企業は危機感 大分
ダイハツ工業の不正問題で大分県中津市にある「ダイハツ九州」は12月25日から車の生産を停止することを決めました。
地元では影響を心配する声が聞かれました。
◆TOS佐野格記者
「ダイハツ工業が出荷停止を発表してから一夜明けたダイハツ九州の工場前です。工場の稼働は続いていますが、出荷再開のめどは立っておらず地域経済への影響が心配されています」
「ダイハツ工業」が車の安全性を確認する試験で不正を行っていた問題で、国土交通省は21日、ダイハツ本社に立ち入り検査に入りました。
中津市にある「ダイハツ九州」では現在6車種を生産していますが、20日から出荷が停止され25日からは生産停止も決まりました。
こうした事態について市民から不安の声が聞かれました。
◆市民
「びっくりしたダイハツの工場があるので」
「働いている人は多いと思うので、その人たちの生活が厳しくなるのではないか」
また、ダイハツの車の部品に関わる企業は…
◆車の部品に関わる企業
「7人くらいの人数をかけて生産を行っているが製品が受注が無いとなると、その7人の仕事が一挙に無くなってしまう。これだけ大きな問題ですので、今まで通りのダイハツとしての出荷だとか販売とかが続けられるのか。危機感を持っている」
国はダイハツの全車種について安全面などを技術的に検査するとしていて、道路運送車両法に基づいて行政処分を検討する方針です。