大谷グローブきっかけで小学生が「ドジャース」結成 地域住民とワールドシリーズさながらの熱戦 大分
10月、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズを制して世界一になりましたが、大谷選手の魂を受け継いだ子供たちが活動する大分県のドジャースも盛り上がっています。
宇佐市安心院町の津房小学校です。こちらでは2023年12月に大谷選手から「野球しようぜ!」のメッセージとともにグローブが届くと、野球が大人気に。
2024年7月には4年生から6年生の児童で「津房ドジャース」が結成されました。
このドジャースの初陣の相手となったのが、地域住民などでつくる野球チーム「津房おいさんず」でした。
7月の試合は、雨のため学校の体育館でソフトボールの形式で行われ、結果は、なんと12対8で津房ドジャースが勝利。
また、10月にはワールドシリーズで優勝した大谷選手の活躍に負けじと、中津市の少年野球チームにも勝ちました。
◆津房おいさんず監督・岡喜久夫さん
「リベンジですよ、リベンジ。昔の野球少年ばかり、楽しみ」
そして14日、勢いに乗る津房ドジャースは雪辱を誓う津房おいさんずとの再戦に臨みました。
初回に幸先よく先制した津房ドジャースはその後も得点を重ねると、子どもたちは大喜び。
対するおいさんずもチャンスを作りますが、津房ドジャースの堅い守備の前になかなか得点することができません。
そして最終回。
粘るおいさんずの攻撃を抑えて、津房ドジャースが見事8対4で勝利し、3連勝を飾りました。
◆津房ドジャースの児童
「楽しかったし、4点差で勝ててうれしかった」
「大谷選手のおかげで野球をする機会が増えたので、もっと頑張って有名になってほしい」
◆津房小学校の佐藤勝校長
「あの笑顔を見られるのがうれしい。校内だけの活動ではあそこまでの笑顔はないと思う。子供たちもよく守備を頑張って点数を抑えたので、いいゲームになって楽しかった」
大谷グローブをきっかけに生まれた地域交流という小さな奇跡。野球を楽しむ子供たちの姿は今後も地域を元気づけてくれそうです。