人手不足などを理由に閉店した大分県中津市耶馬渓町にある地区唯一のガソリンスタンドが、地元住民の協力のもと1日再スタートを切りました。

1日運営が再開されたのは、中津市耶馬渓町の下郷地区にあるガソリンスタンド・末広石油店です。

長年、地区唯一のガソリンスタンドとして乗用車のほか農業や暖房用の燃料も提供し、住民の生活を支えてきました。

しかし、利用者の減少に加えて従業員の体調不良もあり、ことしの3月末で閉店。そうした中、地域にとってガソリンスタンドは必要だとして地元の有志9人が立ち上がり、毎日2人が交代で店頭に立ち運営を再開することになりました。

1日は早速、利用客の姿がみられました。

◆地元の有志 中島信男さん
「最低限のインフラが無かったら移住もしてこない。やっぱり誰かが動き出さないとそれは地域に残らない」

今後、経営のノウハウを学び、資格も取得してガソリンスタンドの継続を目指していくということです。