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【元県議の妻殺害事件】裁判2日目 証人尋問 防犯カメラの鑑定行った男性「車種の特徴が一致した」証言 弁護側 真っ向から反論

2024年10月17日 19:56
【元県議の妻殺害事件】裁判2日目 証人尋問 防犯カメラの鑑定行った男性「車種の特徴が一致した」証言 弁護側 真っ向から反論

3年前、塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の男の裁判員裁判。2日目の17日、検察側の証人尋問で当時、事件の捜査で防犯カメラの鑑定を行った男性が出廷し、「車種の特徴が一致した」と証言しました。

殺人の罪に問われているのは塩尻市の元県議会議員、丸山大輔被告・50歳です。

丸山被告は2021年9月、塩尻市の自宅兼酒造会社で妻の丸山希美さん当時47歳の首を何らかの方法で圧迫し殺害したとされています。

現在、法廷で争われているのは立証テーマの1つである「被告の事件当時の所在と移動状況」についてです。

検察は複数の防犯カメラの映像から丸山被告の車両が長野市の議員会館と塩尻市の自宅の間を移動していたと指摘。

一方、弁護側は防犯カメラに映っていた不審車両のナンバープレートまでは判明していないため、被告の車両であるとは言い切れないなどと主張しています。

17日の証人尋問で検察側の証人として証言台に立ったのは富山県警刑事部鑑識課の男性職員です。

男性職員は県警から依頼され、現場付近で回収された防犯カメラの映像の分析と鑑定を行いました。この結果…。

「防犯カメラに映った車は被告が所有する車種と特徴が一致した」

これに対し弁護側は…。

「同じ車種の別のグレードで実験していないのになぜ一致したとわかるのか」

検察側の主張に真っ向から反論しました。

18日以降も証人尋問が行われ自動車販売会社の社員などが証言台に立つ予定です。このテーマの論告と弁論は来週23日の予定されています。

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