【焼岳】火山性地震が増加 噴火警戒レベルを規制する「2」に引き上げ 火山性地震 3日は20回 4日午後3時までに22回観測 火口周辺想定火口域からおおむね1キロの範囲大きな噴石に警戒を
長野と岐阜の県境にある焼岳で、火山性地震が増加し噴火が起きる恐れがあることから、気象庁は3日午前、噴火警戒レベルを火口周辺を規制する「2」に引き上げました。
気象庁によりますと焼岳では3日から山頂付近を震源とするごく小さい火山性地震が増え、3日は20回、4日午後3時までに22回観測されています。
今後、噴火が起きる恐れがあり、気象庁は4日午前9時20分に噴火警戒レベルを「火口周辺規制」の2に引き上げました。
北沢ななか記者
「噴火警戒レベルが2に引き上げられた焼岳周辺のこちらのトンネルの入り口は、日本語と英語の注意書き看板設置されています」
レベル2になるのは2022年7月以来です。現地では、看板を見る外国人登山者の姿も。
オーストラリアから
「焼岳に行きたかったのですが、 残念ながら火山活動が理由で行けなくなってしまいました。3日間くらい上高地で過ごそうと思います」
焼岳のふもとにあり、松本から岐阜に抜ける国道158号は通行可能となっています。気象庁は、想定火口域からおおむね1キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。