上田市で全線開通してから「100周年」を迎えた上田電鉄・別所線。

この週末、初めてとなる電車内でのプロレスマッチが行われ、乗客たちを楽しませました。

上田市を走る上田電鉄・別所線。普段はのどかな車内に7日、ある異変が…。

おなじみの曲で手拍子する客

レスラー入場
「おっしゃ！いくぞー！別所！別所！別所！」

この日、行われたのは、信州プロレスリングによる「別所線プロレス」。

別所線が全線開通して今年で100周年を記念して団体初となる電車内でのプロレスマッチが行われました。

電鉄史上でももちろん初となるこの企画では、駅で停車するたびに次々とレスラーが乗り込んできます。

「安全第一・台本重視」のモットーのもと、レスラーたちが通路を右往左往し技を繰り広げます。

「がんばってー」

「サマーサマー！よろしくお願いしまーす！」

途中、JR小海線でおなじみ「ハイぶりっこちゃん」も参戦。

そして最後に乗り込んできたのは…。

「グレート☆無茶！」

企画した信州プロレスリングの代表で上田市出身のグレート☆無茶さんです。

グレート☆無茶さん
「東日本台風災害で赤い橋が落ちました。そこからなんとか持ち直して5年の月日が経ちました。」

5年前の台風19号災害で別所線では、千曲川に架かる赤い橋が崩落。

当時、復旧を願う人たちから、1500万円以上の支援金が集まりました。

グレート☆無茶さん
「まだまだ別所線は死ぬわけにはいかない。１・２・３信州アップルアップル！ ただいま赤い橋を渡っております！」

長野市から
「ごちゃごちゃで何が何だか分からなかったけどみんなが1つになっていい思い出になりました」

上田市民
「もっと利用者が増えて地域に根付いていけばいいなと思います」

地元の思いをのせて。別所線はこれからも走り続けます。