「ビタミンちくわのかば焼き」給食に登場 大町市の小学生能登を応援 今後 工場見学も…
こんがりと狐色に油で揚げられたのは、長野県民のソウルフード「ビタミンちくわ」です。
大町市の大町西小学校で提供された給食の「能登応援献立」。メニューの「ビタミンちくわのかば焼き」がお目見えしました。
元日の能登半島地震で、生産工場が被災したビタミンちくわ。
復興の後押しをしようと学校ではビタミンちくわを「100本」購入し19日の給食を用意しました。
大町市と古くから関わりがあるというビタミンちくわ。
およそ70年前、黒部ダムの建設に関わった人たちの食事にビタミンちくわが入ったカレーが提供されていたといいます。
そうした縁もあり地元の小学生は「ビタミンちくわ」について学ぼうとオンラインで石川県七尾市の工場を見学。
製造工程や長野県に馴染みがある理由などを学んできました。
交流を続けていたさなかに発生した能登半島地震。
児童たちは募金活動などを行いビタミンちくわを応援し続けてきました。
そして19日、おいしそうにちくわをほおばる児童たち。
児童は
「ゴマ付きのかりんとうみたいな味。(おいしかった?)うん」
「昔はお肉とか手に入らなかったからちくわで代用してたから工夫がすごいと思いました」
「工場が壊れちゃったり可哀そうだと思うから応援していきたい」
子どもたちは今年10月に、被災地やビタミンちくわの生産工場を訪れる計画を進めています。