【速報】佐久市の中学3年生死亡事故 「ひき逃げ」最高裁認める …2審の無罪判決取り消し懲役6か月の実刑判決確定へ
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2015年の佐久市中学3年生死亡事故
“コンビニ立ち寄り後に救護”はひき逃げ 2審の無罪判決取り消し、会社員の懲役6か月の実刑判決が確定へ 最高裁
10年前、長野県で男子中学生が車にはねられ死亡した事故をめぐり男性会社員がひき逃げの罪に問われた裁判で、最高裁は7日、二審の無罪判決を取り消しました。これにより懲役6か月とした一審の実刑判決が確定します。
10年前の3月、佐久市の横断歩道を渡っていた和田樹生さん当時15歳が、車にはねられて亡くなりました。
車を運転していた池田忠正被告52歳は事故の後、消防・警察への通報をせず、樹生さんの発見前、自身の飲酒運転の発覚を恐れ口臭防止用品を買いにコンビニに立ち寄っていたことで、ひき逃げの罪に問われました。
3年前の長野地裁では「懲役6か月」の実刑判決が出されましたが、おととしの東京高裁では、被告が、樹生さんを発見した後に、人工呼吸をしたことなどから、「ただちに」救護を行わなかったと評価することはできないとして、逆転無罪の判決を言い渡しました。
最高裁の岡村裁判長は7日の判決で、「無関係な買い物は必要な措置を講じなかったといえ、救護義務に違反したと認められる。二審の判決を破棄しなければ著しく正義に反する」と指摘し、無罪判決を取り消しました。
これにより「懲役6か月」とした一審の実刑判決が確定します。
和田樹生さんが亡くなってから来月で10年。この後、両親が会見に臨みます。