立春の諏訪湖は3月下旬並み 八剱神社 宮坂宮司「春の兆しを感じる」御神渡りの観察3日で終了も… 4日からの寒波に期待…
波がなく、穏やかなけさの諏訪湖。
八剱神社 宮坂清宮司
「春立ちて、しぶき氷にうもれたる梢の蕾 赤らみており」
「全面結氷のないまま、春を迎えました。湖岸の木々を見ますと、赤いつぼみがしっかりとついていて、それを見ただけでも春の兆しを感じる」
御神渡りの観察を行う八剱神社の宮坂清宮司は御神渡りが出現する可能性が低いことから神社の総代が集まって行う観察を3日で終えました。
諏訪の最低気温は0.5度で3月下旬並み。観察が始まった、1月5日の「小寒」以降、氷点下が2桁台の冷え込みは1日もなく、湖は一度も全面結氷していません。一方、あすからこの冬一番の寒波が到来する予報となっていて、神社の有志が冷え込みを見て観察を続けるということです。
諏訪湖では2018年を最後に御神渡りが出現しない年が続いています。7シーズン連続となり、これまでの最長記録を上回るということです。
宮坂宮司
「やっぱり(氷点下)2桁の日が来なければ、湖は全面結氷しない、諏訪湖が私たちにいろんなことを、氷を通していろんなことを教えてくれているんだなと」
御神渡りが出現しない「明けの海」は今月15日に神前に報告される予定ですが、4日からの寒波により“待った”がかかるのか―。