長野駅東口公園内に全国展開の喫茶店がオープンへ 長野市は初めて公募設置管理制度を活用 荻原市長「民間のノウハウで公園の魅力を高めていただく」【長野】
長野市の長野駅東口近くの公園内に26日、喫茶店がオープンするのを前にセレモニーが開かれました。今回、なぜ長野市が管理する公園に飲食店ができたのか。そこにはたくさんのメリットがありました。
テープカット「どうぞ」
長野駅東口公園内に26日にオープンするのは「珈琲所 コメダ珈琲店」です。25日は長野市の荻原市長がオープニングセレモニーに参加し、さっそく、公園を眺めながらコーヒーの味を楽しんでいました。
木下歌織キャスター
「公園で遊んでからコメダ珈琲店で一休み。利用者にとって利便性や快適性が向上していますが、今回公園内に飲食店がオープンしたのには他にもメリットがあるんです」
長野市は今回、初めて公募設置管理制度「Park-PFI」を活用して飲食店を設置しました。これは都市公園内に飲食店などを設置・管理する民間事業者を公募で選べる制度。事業者側は店の運営で出た収益や敷地利用料を市に還元することで都市公園法の特例措置を受けることができ、施設の設置期間を最長20年まで延長することなどが可能になります。一方、市側も収益を維持管理費に充てられるため、効率的に公園を整備することができます。
長野市 荻原健司市長
「民間の皆さんと協力しながら 行政負担を軽くしつつ、加えて民間のノウハウで公園の魅力を高めていただくお互いウインウインの取り組みを長野市で初めて活用することができました」
コメダ珈琲店 長野駅東口公園店 田中圭介店長
「長野市の公園の場所をお借りしてコメダ珈琲事業でお客さまに喜んで来ていただいて利益を還元して。地域住民に楽しいイベントを利益の方から企画できたらなと思っています」
コメダ珈琲店は26日午前7時にグランドオープンし、3月2日までは午後6時までの営業となっています。