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伝統の「うごく七夕」「けんか七夕」華やかさと迫力 岩手・陸前高田市

2024年8月8日 18:40
伝統の「うごく七夕」「けんか七夕」華やかさと迫力 岩手・陸前高田市

 岩手県陸前高田市で夏恒例のまつり、高田町の「うごく七夕」と気仙町今泉地区の「けんか七夕」が7日行われ、市内に祭りばやしが鳴り響きました。

 盆の先祖供養のため、江戸時代にはじまったとされる高田町の「うごく七夕」。今年は、9つの祭組が色とりどりに装飾した山車を運行しました。

 今年から多くの来場者にみてもらおうと、山車が中心部に集結するよう時間を調整し、訪れた人たちは一堂に会した山車と威勢の良いおはやしに見入っていました。

 また、ことしの祭りには、茨城県に本社を置くスーパーマーケットから体験学習で新入社員と外国人技能実習生あわせて130人も参加しました。

 一方、こちらは気仙町今泉地区で行われか七夕」。900年以上の歴史があるといわれ、およそ15メートルある杉の丸太、「かじ棒」で山車をぶつけ合う迫力満点の祭りです。

 夜になると、祭りはいよいよクライマックスに。山車に明かりが灯され、威勢のよい笛や太鼓が鳴り響く中、山車どうしがぶつかり合う姿に観客から大きな歓声が上がっていました。

観客 東京の人
「東京から来ました。けんかしててびっくり。迫力があってとても見ごたえがあります」

宮城の人
「最高ですね。あつくてあつくて最高ですし、毎年来ちゃいたいと思います」

 観客も「けんか七夕」の引き手として参加し、伝統の祭りを楽しんでいました。

    テレビ岩手のニュース