ことしで終了「全日本農はだてのつどい」 まつりのシンボル「大福俵」を修繕 岩手・奥州
一年の五穀豊穣を願って、岩手県奥州市胆沢で毎年2月に開かれる「全日本農はだてのつどい」を前に、まつりのシンボル「大福俵」の修繕作業が行われました。
「全日本農はだてのつどい」は、農耕文化の継承と地域のPRなどを目的に、1990年に始まりました。
しかし、ここ数年はまつりで使う農具の修繕ができなくなっていることや、関係者の高齢化などを理由に、36回目のことしでその歴史に幕を降ろすことが決まっています。
17日は、直径が2.5メートル、長さが4メートルあるまつりのシンボル、「大福俵」の展示施設に地域住民らが集まり、ワラが傷んでいるところなどを修繕しました。
「大福俵」は、コロナ禍でまつりが中止になった2021年以降は出番がありませんでしたが、今回は最後ということで、5年ぶりに会場に展示されることになっています。
いさわのまつり実行委員会 千田淳一 会長
「今回は大福俵も久しぶりに展示し、会場を大いに盛り上げたいと思うので、ぜひみなさんに来てもらいたい」
「全日本農はだてのつどい」は、2月8日の午後3時から、胆沢野球場北側駐車場で開催されます。