ニューヨークで鬼剣舞公演 スタンディングオベーションで喝采
北上市の「滑田鬼剣舞」が、21日、アメリカ・ニューヨークで初めて公演しました。岩手を代表する郷土芸能を、ニューヨーク市民はどのように感じたのでしょうか。
力強く大地を踏み、悪霊退散や五穀豊穣などを念じて勇壮に舞う「鬼剣舞」。今月21日、北上市の「滑田鬼剣舞」がニューヨークで初めて公演しました。
ケビン・ムーニーさん
「ナメシダオニケンバイ!」
この公演は日本の民俗舞踊を現地で紹介する団体の代表で、ニューヨーク出身のケビン・ムーニーさん(42)が、企画しました。
ケビンさんが幼いころ旅行で訪れた岩手でみた「滑田鬼剣舞」に魅了され、2012年からこれまでニューヨークから北上市に何度も通い、踊りを習得したことがきっかけです。
鬼剣舞はおととし、ユネスコの無形文化遺産に、日本全国に伝わる「風流踊」の一つとして登録されました。滑田鬼剣舞は、伝統の舞がニューヨーク市民に受け入れられるのか心配していましたが…。
会場はスタンディングオベーションでした!
滑田鬼剣舞 齋藤聖英事務局長
「うるっときました。ニューヨークでも鬼剣舞を広めていただきたい」
滑田鬼剣舞 皆川 椋祐さん
「こっちの人たちのテンションが高いので楽しかったです。来年でも来月でもいつでも明日でもまたやりたいです」
滑田鬼剣舞はニューヨークの大歓声を胸に、伝統を未来につなぐ決意をあらたにしていました。