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【初公判】強盗殺人など8つの罪に問われている男 起訴内容認める

2024年7月16日 18:34
【初公判】強盗殺人など8つの罪に問われている男 起訴内容認める

 2023年岩手県滝沢市の男性を殺害し、通帳などを奪った罪などに問われている76歳の男の裁判員裁判が盛岡地方裁判所で7月16日から始まりました。男は初公判で起訴内容を認めました。

 強盗殺人などの罪に問われているのは、住居不定無職の佐藤廣明被告76歳です。

 起訴状などによりますと、佐藤被告は、2023年8月、岩手県滝沢市穴口の無職・佐藤猛さん当時72歳の脇腹や頭、顔などを複数回殴る蹴るなどしたうえ、タオルのようなもので首を絞めて殺害し、預金通帳1通と印鑑1本などを奪ったとされています。

 7月16日の初公判に佐藤被告は、上下紺色のジャージー姿で出廷。起訴内容に間違いがないかと問われると「ありません」と答えました。

 裁判では量刑が争点となっていて、冒頭陳述で検察側は、「猛さんに年金が支給されることを知り、奪おうとして殺した」と指摘。一方、弁護側は、「睡眠薬で眠らせて通帳を奪うつもりだったが薬が効かなかった。当初の計画と大きく異なった」 などといきさつを説明しました。

 佐藤被告は、岩手県盛岡市の男性に全治2週間のケガをさせ、逃走のための車を奪った罪。検問中の警察車両に車を衝突させ、職務を妨害した罪など、強盗殺人を含むあわせて8つの罪で起訴されています。

 裁判は、7月16日から証拠の取調べや被告人質問が行われ、7月29日に判決が言い渡されます。

    テレビ岩手のニュース