国から公設秘書の給与をだまし取ったとして、東京地検特捜部は30日、広瀬めぐみ元参議院議員を詐欺の罪で在宅起訴しました。

　広瀬被告は、おととしから去年まで勤務実態のない公設第一秘書の妻を公設第二秘書として届け出て国から給与をだまし取った疑いで、７月、議員会館事務所などの家宅捜索を受けました。

　関係者によりますと、広瀬被告は起訴される前、特捜部の任意の事情聴取に対し、公設第二秘書の勤務実態がなかったことを認めていました。

　８月15日には、「事務所の経費捻出のため、秘書給与から資金提供を受けたことは事実だ」というコメントを発表し、議員を辞職していました。