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【大気不安定】県南部中心に大雨 31日も土砂災害などに警戒を 岩手 

2024年8月30日 18:32
【大気不安定】県南部中心に大雨 31日も土砂災害などに警戒を 岩手 

 台風10号周辺の暖かい空気が前線に流れ込み、大気が非常に不安定になった影響で、30日の岩手県内は南部を中心に大雨となり、花巻市で午後6時現在も「高齢者等避難」が出されています。31日も大気が不安定な状態が続く見込みで、土砂災害などに引き続き警戒が必要です。

 30日午後4時までの24時間に降った雨の量は、花巻市大迫で77.5ミリ、奥州市若柳で69.5ミリなどとなっていて、花巻市ではレベル3の「高齢者等避難」が出されています。

 JR山田線は線路下の土砂が流れた影響で、28日から全線で運休しているほか、30日は釜石線と大船渡線の一部が運休、または区間運休となりました。花巻空港発着の空の便も福岡からの1便が欠航となりました。

 また、釜石道の宮守インターチェンジと遠野インターチェンジの間で土砂崩れが発生し、上下線で全面通行止めが続いています。

記者「こちらは盛岡の中津川です。ご覧ください。上流から流れてきた木が根っこごと河川敷に打ち上げられています」

 31日も大気の不安定な状態が続き、雷を伴って雨が激しく降るところがある見込みです。午後6時までに予想される24時間の雨の量はいずれも多い所で、沿岸南部100ミリ内陸、沿岸北部で80ミリとなっています。

 このところの大雨で地盤が緩んでいるところもあることから、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。

    テレビ岩手のニュース