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記録的大雨と被害のまとめ 岩手・盛岡

2024年8月28日 19:29
記録的大雨と被害のまとめ 岩手・盛岡
 27日からの盛岡の記録的な大雨と大きな爪あとを残した被害の様子をまとめました。

 27日夜、県の内陸部では「線状降水帯」が発生し、午後8時前、「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。

 山口知己 記者
 「盛岡市上米内です。あちらが米内川で、茶色い濁流が家のすぐ前まで押し寄せていて、米内川が氾濫した影響でこちらの道路に水があふれています」

 27日夜7時の時点で水位が70センチだった米内川は、午後11時に3.38メートルまで上がり、氾濫。道路にまで水があふれました。

 米内川が流れ込み、普段、清流として知られる中津川は「氾濫危険水位」を超え、流域の一部地区に一時、「避難指示」が出されました。

 一夜が明けると…。

 成田 記者
 「盛岡市上米内の現場です。大雨から一夜明けた今も橋の下には大量の流木が確認できます」

 上米内に住むめいを心配してやってきた男性と出会いました。

 めいの家族が暮らす家まで連れていってもらうと、27日夜は水が一気に家の中まで押し寄せ、2階に避難して消防に救助を求めたといいます。

 家の女性
 「(27日午後)7時40分くらいに家に入ってもう8時40分、50分前、1時間でもう逃げられない。家に水が入ってきたので…」

 盛岡市内のゴルフ場はコースの斜面が崩れて土砂や倒木が流れ込むなどして、営業中止に追い込まれました。

 盛岡CC 大谷陽介 副支配人
 「盛岡でこれぐらいの雨の被害があるというのはやはりちょっと想定していなかったものですから、これからの復旧にどれぐらいの時間が掛かるのかとか考えて社員全員で乗り切っていきたいと思います」

 活発な雨雲が次々と流れ込み、記録的な大雨となったきのうの盛岡地域。生活に大きな打撃を与えています。
テレビ岩手のニュース