【刑務所贈収賄事件初公判】被告の刑務官起訴内容認める 検察は懲役1年6か月と罰金、追徴金求刑
去年、盛岡少年刑務所で発覚した贈収賄事件の初公判が31日、盛岡地裁で開かれました。刑務官の男は、起訴内容を認め、検察側は実刑判決を求めました。
収賄などの罪に問われているのは、盛岡少年刑務所の刑務官・坂本孝誠被告27歳です。
起訴状などによりますと、坂本被告は、おととし11月から去年1月にかけて2人の受刑者に対して、禁止されていたタバコや写真集、酒などを差し入れる便宜を図った見返りに、第三者を介してあわせて33万5000円を受け取ったとされています。
31日の初公判で坂本被告は起訴内容を認め、「受刑者と友人のような関係になり、最初はお菓子を求められ、軽い気持ちであげたが、そこからエスカレートした。バレなければ良いと思った」などと述べました。
検察側は「犯行は悪質」として、懲役1年6か月と罰金、追徴金を求刑。一方、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めました。判決は、3月17日に言い渡される予定です。