東日本大震災直後から宮古市と交流を続けてきた愛媛県西予市の人たちが、９月に岩手県宮古市を訪問しました。集まった人たちは、実話を元にしたミュージカルの上映などを通して13年紡いできた絆をさらに深めました。

ミュージカル
　「地震が起こる前、岩手県宮古市田老第三小学校の児童と担任の先生が、ギャラリーしろかわ宛にかまぼこ板の絵をポストに入れました。その3時間後に地震が起こったのです」

　９月、宮古で上映されたミュージカル。愛媛県の劇団「みかん一座」が今年8月に上演したもので、宮古市と愛媛県西予市の交流を描いています。

　東日本大震災の3時間前に宮古市田老の小学生が投函し、奇跡的に愛媛に到着した「かまぼこ板の絵」がきっかけとなり、震災後に始まった西予市の復興支援。

　以来13年間、田老の子どもたちと愛媛の交流が続いてきました。

　上映後、田老からかまぼこ板の絵を送った当時の小学生が、会場に集まった人たちと一緒に13年ぶりにかまぼこ板に絵を描き、愛媛との絆を深めました。

当時田老第三小学校児童だった佐々木翔太さん
「震災から13年経って、まだこうやって交流してくださったり、声をかけてくださったりというのは凄くうれしいです。これからも交流というのをつなげていけたらなと思ってます」

みかん一座 戒田節子座長
「かまぼこ板の絵がつないでくれたご縁が沢山あって奇跡がいっぱい起こって、このつながりがまた次にこの宮古とどんな風に発展していくんだろうというのはとっても楽しみです」

　13年間の絆を確かめ合った宮古と愛媛の人たち。交流はこれからも続きます。

エール 「フレフレ宮古！」