「岩手革」×「リーガル」コラボ 「いわて短角種」の牛革がこだわりの革靴に
「いわて短角牛」の革が日本を代表するビジネスシューズメーカー「リーガル」とコラボです。共同開発した靴を蔦キャスターが取材しました。
2月発売された、岩手生まれの靴。つま先に鳥の羽のような模様を施したウイングチップは盛岡の工場で。もう1つのくるぶし丈のチャッカブーツは奥州市の工場で製造。それぞれ茶と黒の2タイプがあります。
靴は「いわて短角種」の革製品を製造・販売する「岩手革」が、2月からオンラインで売り出しました。
蔦キャスター「日本人の足に合わせたモデルだそうなので、私のくるぶしの当たりもとても柔らかく、履きやすいです」
製造したのは、創業120年以上の革靴メーカー、「リーガルコーポレーション」です。日本や中国、台湾など、合わせて120の店を構える日本有数のメーカーで、国内工場は3つのうち2つが岩手にあります。これが縁で、「いわて短角種」のこだわりの革靴ができました。
岩手革 中村俊行代表
「やっと認めてくれるところができたという気持ちが一番大きかったです」「短角牛の革は盛岡の太鼓パレードの一つ、『さんさ踊り』の太鼓の革に使われている。太鼓の革に使われるぐらい丈夫な革というところに興味を持ってもらって使っていただいたのだと思います」
リーガルの商品はこれまで全て独自の基準をクリアした、海外産の牛革を使っていました。脂身の少ない「いわて短角種」の革は、丈夫な靴づくりに適しているということです。
岩手革 中村俊行代表
「モノづくりのレベルがこの技術力の高さだったり、品質の良さをもっともっと色々な人に知ってもらいたい」
靴はおよそ110足の限定生産で、現在はオンラインで販売しているほか、夏からは、リーガルの工場がある盛岡市と奥州市で「ふるさと納税」の返礼品にもなるということです。