「社会について学べた」地元企業を高校生が訪問 マッチングプロジェクト
宮崎県立高校の一般入試が4日と5日に行われることもあり、高校1年生と2年生は学校が休みになっています。
これにあわせて都城市では高校生が地元企業を訪問する、マッチングプロジェクトが行われました。
このプロジェクトは、宮崎太陽銀行が企画したもので、都城市の4つの高校から22人が参加し、地元の企業4社を訪問しました。
このうち、卵の生産・販売を手がけるフュージョンでは、1日におよそ100万個の卵が農場から届くことや、スタッフのおよそ95%は、経験がない中でスタートし仕事を覚えて現場を支えていると説明を受けました。
この後工場を見学し、卵の洗浄から出荷までの流れを学んでいました。
(高校生は)
「いつも食べているニワトリの卵が、こういう行程で自分たちのところに来ているんだなって、すごいと思いました」
「企業の説明だけではなく、将来や社会について学べてすごく良い経験になりました」
宮崎労働局によりますと、この春県内の高校を卒業する人の就職内定率は、1月末の時点で95.4%と去年より0.3ポイント増加しました。
このうち県内の企業に内定している人は63.7%で、こちらは去年より0.3ポイント低下しています。
企画した宮崎太陽銀行ではこうした取り組みを通じて地元企業の魅力を伝え、地元企業への就職者の増加につなげたいとしています。